2021年 10月18日(月)
作成日:2021-09-15

荒れた庭付きの中古物件を購入 ~DIYでコツコツと手入れする~

荒れた庭のイメージ画像

入居当初から荒れていた庭。
内見時に確認はしていましたが、それも含め本物件を購入しました。

伸び放題の草木は隣家へ浸食し虫の温床になっている広い庭に対し、東京暮らしの間、庭の手入れどころか草むしりすらしてこなかった私。

できるだけ出費を抑えるべく専門業者には頼らず、DIYで荒れた庭を再生させようと決意。

今回は、剪定ばさみやのこぎりといった小道具のみで荒れた庭に立ち向かった素人の奮闘についてお話します。

はじめに

内見時には中古物件を管理する不動産屋さんが最低限の手入れしかしていなかったため、"荒れた感" は否めませんでした。
それでも植生豊かな広めの庭が気に入りました。

購入する際に対象物件の値引き交渉を持ちかけましたが、「現状のまま引き渡し」という条件付きで応じてもらえました。

そのため、剪定時に切ったであろう木の枝が小高い山を作ったまま残されていました。

入居した当時は4月下旬。

これから草木が芽吹き活発に成長する季節に向け、できる限り空き時間を庭仕事に割き、自身の手でコツコツと手入れをしていこうと決めました。

最低限必要な道具を買い揃える

引っ越してきた当時、私の手元には100円ショップで購入した剪定ばさみしかありませんでした。

このはさみでは、地道に草や細い枝は切れても太い枝までは切断できません。

そのため、近くのホームセンターにて道具を買い揃えることに。

出費を抑えるためにも多くの道具は購入せず、専門的かつ汎用的な道具に絞り以下の4点を数100円~1000円ほどの値段で購入。

・のこぎり: 折りたたみができる片刃タイプ

・草刈りばさみ: 刃の長さが20cmの芝刈り専用のはさみ

・枝切りばさみ: 高所の枝や太めの枝を切るためのもの

・スコップ: 片手で扱える厚みのあるステンレス製のもの

【DIYレベル1】最初にできること ― 残置物の片付け

残置物のイメージ画像

庭仕事の第一歩として、前家主や物件管理者が残していったゴミ(?)の片付けから開始。

伸び放題の草むらに分け入ると、足元には空き缶やビニール袋といったゴミからプラスチック製の植木鉢やつる植物を支える支柱といった園芸用品が散乱していました。

使えそうなものは保管し、その他はゴミとして処分。

次は、内見時から気になっていた切り落とされ2ヶ所にまとめられた木の幹や枝の山。

乾燥しているため燃やせばすぐに処分できるものでしたが、この住宅地域では野焼きは禁止されており、燃えるゴミとしてゴミ袋に入れて処分する方法しかありません。

他の庭仕事の合間に時間を見つけては枝を細かく切断しゴミ袋に詰める。その繰り返しの作業。

また、処分対象の枝の大半はバラの幹や太いつる。

バラのトゲが邪魔で思うように切断作業が進まず悪戦苦闘。しかも、庭の至る所に落ちているトゲが履物を貫き痛い思いもしました。

コツコツと作業を進めること3ヶ月ほど。

山盛りだった木の枝を処分し終え、埋まっていた地面が見えるようになりました。

【DIYレベル2】蚊の温床である草むらを手入れする

庭仕事をしていて驚いたのは、蚊と蟻の異常なほどの多さ。

数秒ほど立ち止まっているだけで大きな蟻が足にたかり、時には噛んだりします。

また、自然豊かな環境であるため蚊も集団で群がり、肌が露出している顔や腕は刺された跡でいっぱいになります。

そのような環境を少しでも改善すべく、膝下ほどの長さの草を刈り取り、これらの虫にとって住みにくい環境に変えていきます。

雑草除去の基本は "草むしり"

草むらのイメージ画像

電動機材があれば、庭仕事の大半は楽に終わらせることができます。

私の場合、このような便利な道具を持ち合わせていないため、人力でコツコツと作業を進めるしかありません。

進め方としては伸びた芝生の長さを基準にし、それよりも長い雑草は手で引き抜く。

芝生の長さと同じぐらいの雑草については、刃渡りの長い草刈りばさみで芝生といっしょに刈り取っていきます。

すべて草刈りばさみで済ませば作業は速いのですが、草むしりにはメリットがあります。

それは、根から引き抜くため雑草の成長を遅らせたり、根絶することができます。

はさみで刈り取った雑草は数週間で元の長さまで成長するため、細目に刈り取る必要があり後々手間になってしまいます。

雑草を根絶するためにも、できるだけ草むしりを行うことをお勧めします。

草刈りばさみによる芝生の刈り込み

草刈りばさみのイメージ画像

伸びた芝生は長いもので15cmほど。それを2~3cmほどの長さに刈り揃えていきます。

暑い日中は避け、午前中や夕方を狙って作業開始。

庭にしゃがみ込み、ひたすら草刈りばさみで刈り取っていく。
建物の基礎付近に生えた芝生には、刃の短い剪定ばさみで細かく刈っていきます。

広めの庭であるため、刈り込み作業を終えるのに3日を要しました。

3日間、ひたすら草刈りばさみを握っていると握力はなくなり腕はパンパン。手のひらの皮は剥けてボロボロになります。

【DIYレベル3】荒れた庭の根源! 伸び放題の木々を手入れする

数10年かけて成長した木々や生垣は迫力があります。

しかし、手入れが施されていない枝は隣家の敷地にまで伸び、景観を悪くしています。

根は自身を支えるため太く広範囲に伸び、それと共に敷地を区切るブロック塀に圧力をかけ、塀の一部が傾いています。

自宅だけではなく、隣家への悪影響を考えると早急な対応が必要です。

隣家にはみ出した枝の手入れ

金網フェンスのイメージ画像

購入した中古住宅は3方を住宅に囲まれており、その境界は金網フェンスで囲まれています。

採光や通風のための金網フェンスですが、その網の目やフェンス上部を超えて生垣の枝が伸びています。

金網部分から隣家へ飛び出している枝の高さはちょうど大人の顔の高さに当たるため、すぐに手を付けました。

飛び出した枝すべてを切るのではなく、折らないように金網の内側に曲げ金網に沿わせるようにし、目隠しの役割は残すようにしました。

また、築40年以上の時間が流れていると面白い樹木に遭遇します。

敷地の奥。人の手が容易に入らない場所では樹木が金網を突き破るように生えていました。

おそらく鳥の糞に混ざった種から成長したと思われる木がどんどん成長し、金網が幹に食い込んだ状態で佇んでいました。

幹の太さは成人男性の腕ほど。

根本と隣家へ飛び出した幹を切断し、金網に食い込み固定された幹部分は残す形で処理しました。

自宅の敷地から隣家に伸びている枝を切る場合、隣家の敷地へ移動しそこから切れば手っ取り早いです。

しかし、隣家へ許可を得ることに気が引けてしまい、現在も良案がないか悩んでいます。

そのため、フェンス上部から伸びている枝に関しては大人の頭上に位置するため、いったん剪定作業は保留にしています。

扱いに困る植物は処分することに

残置物の大本である『バラ』。
地面から20cmほどの高さで切り取られていましたが、生命力が強いため切り株からつるが生えてきます。

玄関付近の目隠しのために植えられたであろう『笹』。
管理者が大方伐採していましたが、切り口が鋭く大変危険です。また本体から遠く離れた場所にも根を張り増殖する勢い。

これら2つの植物は今後扱いに困るため、早い段階で根絶することに。

根のイメージ画像

土を掘り返し、太く広範囲に伸びた根をできるだけ取り除く。

バラに関しては、切り株を太い根から切り離し根絶することに成功。

しかし、笹に関しては密集した本体の切り株を根こそぎ取り除きましたが、取りこぼした地下茎の残骸からは若い笹が伸びてきます。

竹や笹は重機などで土を掘り返し、すべての地下茎を取り除かない限り根絶できないと聞きます。
(農薬を使って地下茎を枯らす方法もありますが、薬品の使用は考えていません。)

そのため、今後他の雑草と同じように地道に若い笹を摘み取っていくことになります。

土留めブロックを圧迫する木々について

土留めブロックのイメージ画像

金網フェンスの土台である土留めブロックですが、敷地内の一部分では傾いており、ブロック自体にひびも入っています。

その原因は成長しすぎた樹木の根にあります。

原因の樹種は「南天」と樹種名不明の「4~5mほどの常緑樹」。

共に屋内の目隠しや西日対策のために植えられていますが、その役割以上にブロックにダメージを与えています。

近年の大雨の事例から、ブロック塀が倒壊し隣家へ被害を及ぼす可能性があるため伐採を決意。

長い年月をかけて成長し、前家主も手入れしていたであろう立派な木にのこぎりの刃を入れることは忍びないです。

原因である数ヶ所の木々を上部から3~4回に分けて切断していきました。

太い幹を片刃ののこぎりで切り倒す作業は重労働です。

切り倒した木を燃えるゴミとして処分するため、ゴミ袋に入る大きさに切断するのも一苦労でした。

高く伸びすぎた枝の手入れ

梅の枝のイメージ画像

我が家にはシンボルツリーとなる木がいくつかあります。

そのうち「柚(ゆず)」「梅」「百日紅(さるすべり)」の3本は特に乱れた状態で枝を伸ばしていました。

入居当初の私は剪定作業に関してはまったくの素人。

下手に枝を切りすぎて立派な樹木を枯らしてしまわないかと不安であったため、剪定する枝を枯れたものと流れに逆らって生えている枝に限定して作業を行いました。

縦方向に伸びる枝に関しては直接隣家へ迷惑をかけないため、それらの剪定は勉強しながらじっくりと取り組むことにしました。

【DIYレベル4】無残な姿になった生垣を再生させる

玄関が面する北側。
車や人が通るため、どの家にも立派で手入れが行き届いた生垣が植えられています。

内見時から気になっていましたが、我が家の生垣は中央部分がポッカリと空いており、目隠しの役割を果たしていません。

また、先述のブロック塀を圧迫している問題から数ヶ所樹木を取り除いたため、更に隙間だらけの無残な姿になってしまい、より荒れた庭を強調していました。

目隠しの役割を果たさない生垣

イヌツゲのイメージ画像

北側に面する生垣として植えられている植物の種類は「イヌツゲ」。

本来であれば、等間隔に植えられた太い幹から細かい枝を道路側へ伸ばし、それを長方形の箱のようにきれいに刈り揃えた立派な生垣のはずです。

しかし、現在は中央部分の数本の木が腐り、大きな空間ができています。

幸いイヌツゲは生命力が強く、残った木から新たな枝を伸ばし、隣の枝に絡まるように成長しています。

その枝をできる限り生垣の中央に集め、編み込むようにして空間を塞いている最中です。

満足のいく状態になるまでには、あと5年ほどかかりそうです。

手持ちの道具のみで剪定を行う

剪定作業のイメージ画像

イヌツゲの木は成長が速く、生垣の形状を保つためにも夏場には2~3回の剪定作業が必要になります。

120cmほど高くなった敷地に160cmほどの高さで生垣が形成されているため、剪定作業には足場となるものが必要不可欠です。

前家主が残していった140cmほどの脚立を使い、剪定ばさみと枝切りばさみを使い分けて "長方形の箱" のように整えていきます。

目測で平行・垂直な面を整形しますが、素人ながらきれいな面を作り出しています。

毎年枝を伸ばしていく様子を観察しながら剪定作業を行うことが夏場の楽しみになっています。

最後に

住み始めてから3年目を迎えましたが、庭の手入れは現在も継続中です。

ただし、入居当初の数ヶ月間に集中して大掛かりな手入れを行ったため、今は当時ほどの重労働はしていません。

中古物件の内見時、同行していた不動産屋さんにも専門業者やシルバー人材を活用することを勧められましたが、できるだけ費用を抑えるために庭仕事のDIYに挑戦しました。

素人ながら見様見真似で挑戦しましたが、DIYでも何とかなるものです。

しかし、この記事を読んだすべての方に私と同じようなやり方を勧めるわけではありません。

作業を行っていて感じたことですが「意外と危険が付き物」だということが分かりました。

脚立を使った足場の悪い高所での作業や炎天下での作業、ハチに刺されるといったことも経験しているため、DIYで手入れを行うにしても細心の注意を払うべきです。

少しでも不安を感じるのであれば、専門業者に依頼することをお勧めします。
経験豊富なプロであれば、電動機材を使用して半日程度で大抵の庭仕事を終え、きれいな仕上がりになります。

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