2021年 10月18日(月)
作成日:2020-11-30

決済日当日 ~大金を抱えての長い一日~(前編)

住宅購入のイメージ画像

2019年4月4日、私の人生にとって忘れられない一日。

書面でしか目にしたことのない大金をリュックサックに詰め込み、ガチガチに緊張しながら人混みの中を歩く。
これから一軒家を購入するという、この先何度も経験することのない大イベントに臨みました。

大金を抱えての待ち合わせ

人混みのイメージ画像

前日から緊張のため熟睡できず、それでいて目が冴えている妙な気分で目覚めたことを覚えています。

通常通りに身支度を終え、午前中までに済ませる用事があるため早めにアパートを後にしました。

通勤時間と重なったため、人混みの中を歩き満員電車に乗車。

いつもであれば気にすることのない日常ですが、この日ばかりはいつも以上に早歩きになり、リュックを背負っているときには背中へ、抱えているときは両腕に意識を集中させ、近づいてくる人には常に警戒心を示していました。

この時は現金一括払いで一軒家を購入するという人生初の経験が進行中であり、人混みの中、札束を持ち歩く非日常的な状況に置かれていたためにこのような行動になっていました。

電車は都心から郊外へと進み、それと同時に人混みもまばらになっていき、私の緊張も少しずつ和らいでいきました。

程なくして待ち合わせの駅に到着。

住む環境の下見や内見などで数回利用している駅であったため、慌てることなく駅北口の広場にて指定された時間まで待っていました。

市役所にて:転入届の申請

待ち合わせの時間より早く、お世話になる不動産屋さんの車が到着。

内見から購入を決めるまでに何度かお会いしているため、先ほどまでの緊張や警戒心はなく、むしろ気心知れた方の車で移動できるという安心感が湧いてきました。

挨拶を済ませ車に乗り込むと、不動産屋さんは私が大金を持ち歩いて緊張していることを気遣い「今日一日、ボディーガードなりますよ」と冗談を言いつつ、本日の決済までの流れの説明を行い、最初の目的である転入届の申請のため市役所へと向かいました。

転入届の申請

転入届のイメージ画像

市役所に到着し受付に並びましたが、都内とは違い過度な込み具合ではなく、割とスムーズに進んでいきました。

前日に取得していた転出届の提出と受付で渡された書類に必要事項を記入・捺印して再度受付へ。

申請が終わるのを待っていたところ、別の担当者から「住まわれている住所に住居表示版がないため取り付けて欲しい」とのこと。
了承すると、"町名板" と "住居番号板" 2枚の金属板を渡されました。

受付に書類を提出してから待つこと20分。申請完了の報告と市民として必要な情報が記された資料を渡され、登記の申請に必要な住民票を取得し市役所での手続きを終えました。

申請時の裏話

ここまで読み進めて「まだ物件を購入していないのに新住所へ転入?」と気付いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、転入届申請の際、新住所(購入物件)にすでに住んでいるという前提で進めるという段取りを前日に不動産屋さんと決めていました。

通常の物件取得の流れだと 決済 → 転入届申請 → 登記 となりますが、今回関わる方々のスケジュール調整が難しく私が再度出向かなければなりませんでした。

この流れが 転入届申請 → 決済/登記 となることにより、手続きを一日で終えることができます。 これも不動産屋さんの気遣いです。ありがとうございました。

これから住む市内の案内

市役所での申請を午前中で終え、午後2時からの決済および登記の手続きまで時間があるため昼食を取ろうということになりました。

「一日一食のみで夜しか食べないから(私は)軽く甘いものでも」と伝えたところ、食事処から喫茶店へ行き先が変更になり市内をさまよう結果に。。(余計なことを言ってしまったと後悔しました。)

結局昼食は取らず、市内の名所や生活する上で必要になる施設を案内してもらいました。

その時に通った裏道など当時は気にも留めなかったことですが、住み始めた当初は "あの時に通った近道" を記憶の片隅から掘り起こし役立てていました。

車内では、不動産屋さんが以前都内の大手デベロッパーに勤めていたことや地元で不動産業を営むようになった経緯、不動産にまつわる裏話など異業種の私にとっては新鮮な話を聞くことができ、とても有意義な時間でした。

案内の最後に購入物件に立ち寄り、以前訪れた際に残っていた屋内外のゴミが売主側の仲介業者によって片付けられているか確認してから事務所へ向かいました。

事務所にて:顔合わせ

案内された事務所は国道沿いにあるこじんまりとした建物。
以前総菜屋だった物件を自らリフォームしたそうで、木材が随所に使われた暖かみのある内装が印象的な建物でした。

司法書士の紹介

事務所室内のイメージ画像

午後2時になり、いざ開始と思いきや売主側の仲介業者が遅れているとのこと。
先に司法書士さんの紹介から始まりました。

年齢は70代、いまだに現役。年齢の割に見た目や会話の内容など、とても若い印象を受けました。

初対面である私を気遣ってか、旅行好きで私の地元である沖縄を訪れた話をしたり、健康オタクであるためいろいろな健康法を実践していることを話してくれました。

私も会話を繋げるため話題を振りますが、やはり初対面。
会話が途切れがちになってしまうも、いまだに仲介業者は現れず。

20分ほど経ちようやく到着しました。

仲介業者の紹介

繁忙期のため出発するのが遅れたようで、遠方から車を飛ばしても間に合わなかったとのこと。

それを聞いて不動産屋さんが少し "イラッ" とした様子でしたが、何事もなかったようにお互いの紹介から始まりました。

仲介業者は売主から依頼された不動産屋さん。不動産業の傍ら地元で古民家カフェを経営しているそうで、「よかったら来てください」と誘いを受けました。

数分ほど雑談が進み、場が和んだところで本題の決済の手続きが始まりました。

後編へ続く...

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