2021年 12月5日(日)
作成日:2021-02-10

中古物件に1年住んで分かったこと② ― 生活 編

住宅地のイメージ画像

移住先の目星がついたころ、実際に暮らした場合を想定して生活に必要になる施設を調べたり、内見で現地に赴いた際にはスーパーなどで物価を調べていました。

それら事前の下調べがあったにも関わらず、いざ生活してみると想定外なことは起こるものです。

今回は、実際に暮らしてみて分かった生活費のことや交通事情についてお話します。

住んでみて分かった "生活費"

家賃は払わなくてよい

団地のイメージ画像

物件を購入したことにより、住み家が自分の所有物になりました。

当然ながら、家賃を払う必要はありません。
これまでの賃貸暮らしから考えると、これは大きな変化です。

一般的に月収の3割が家賃の相場だと言われていますが、その3割の金額を別の用途に回せます。

また、毎月の支払いや更新手続きなどの煩わしさから解放されます。

コロナ禍である昨今を考えると、物件を現金一括で購入して良かったと心底思います。

緊急事態宣言による自粛期間または失業中であるにも関わらず、自らの蓄えのみで生活できていることは『家賃』を払わなくて済んでいることが大きいです。

ただし『家賃』に代わり定期的に支払うものがあります。
それは "固定資産税" と "都市計画税" です。

不動産(土地・家屋)を所有する者が毎年支払うものであり、私の場合、2つの税を併せても年間4万円弱の金額です。
家賃のように月額で換算しても、4000円未満の金額です。

また、マイホームを持つデメリットとして、家屋や設備の修繕または買い替えによる急な出費が発生することが挙げられます。

ご近所さんの話を聞くと、給湯器が突然使えなくなり急に数10万円の出費が発生したそうです。

我が家の場合、水回りは10年ほど前にリフォームされており、目立つような不具合はありません。
水回りの設備については、今のところ心配しなくても良さそうです。

急な出費に戸惑い『不動産取得税』

納税通知に関する封書のイメージ画像

移住して5ヶ月が経ったころ、一通の封書が送られてきました。

「不動産取得税についてのお知らせ」というタイトルで始まり、約13万円を期限内に納めるように記されたものでした。

物件を購入した直後であり、貯金が底を尽きかけていた時期でもあったため、非常に頭を悩ませました。

しばらく放置して貯金に余裕ができたころに支払おうかとも考えましたが、余計な延滞金がかかっても癪だったため、泣く泣く支払うことにしました。

ちなみに『不動産取得税』は土地や家屋を取得した際に1度だけ支払う税金です。
定期的に支払うものではありません

ATMで13万円を引き出し、管轄する県税事務所へ。

支払い当日は大雨。最寄り駅から長時間慣れない土地を歩いたため足元は水浸し。
今後の生活費をどのように工面するか考えつつ支払った苦い思い出があります。

意外とかからない水道光熱費

水道光熱費の明細書のイメージ画像

東京で17年暮らしたアパートでは、入居当初から電気・ガス会社が決められており、そこへ毎月使用料を支払っていました。

4畳半一間にトイレ共同・風呂なしアパート。

しばらく経ってから基本料金ばかりかかるガスの契約を断ち、電気・水道が支払う対象になりました。

これまで電気・水道代については比較したことがなかったため、高くもなく安くもない「こんなものか」という印象しかありません。

移住を期に、電気・ガスについて見直し、生活スタイルにあった会社を選択。
使用量と金額から安さが感じられるか試してみました。

以前の住居にはなかった風呂やトイレがあるため、水道・ガス代は当然のことながら使用量は増え、電気代も部屋が増えた分かかると見込んでいました。

それから1年。春夏秋冬にかけて水道光熱費を支払いました。

= 電気 =
暖を取るため使用量が多くなる冬場でも3500円前後。
以前の住環境では4000~4500円ほどかかることもあり、大分安く済んでいます。

= ガス =
こちらも暖を取るため使用量が多くなる冬場でも1500円ほど。
浴槽にお湯を溜めることなくシャワーのみとはいえ、これほど安い金額であることは予想外でした。

= 水道(上下水道) =
2ヶ月に1回の支払い。
使用量が多い期間でも5500円前後。6000円を超えることはありません。
1ヶ月あたり2750円ほど。

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3つすべて合わせても月7750円。
月12000円以上の出費は覚悟していたため、意外に安い料金に驚いています。

食料品・日用品

移住先は田畑が至るところで見られるだけあって、生鮮食品の質・値段ともに "お得" です。

地元または隣県からの食材は新鮮であり、値段も都心に比べ "安い" と感じられるものが多いです。

おいしい白米のイメージ画像

住み始めたころ、一番驚いたことは『米』がとても "美味い" と感じたことでした。今でも鮮明に覚えています。

高級なものではなく、10kg/3000円ぐらいのごく一般的な地元産のものですが、東京で暮らしていた時に食べていた比較的やや高い値段の米に比べ、明らかに味に違いがありました。

上手く表現はできませんが、甘味・歯ざわり・香りといった五感で感じられるもののレベルが違うとしか言いようがありません。

日常的に食べる主食から驚かされるほどの違いがあるだけでも、移住して良かったと思えます。

また、日用品については購入する場所は限られますが価格は都心と大差なく、これといって "お得" と思えるものはありません。

住んでみて分かった "交通手段"

やはり自家用車は必需品

自家用車のイメージ画像

都心であれば、最寄り駅周辺にて大抵の品物が手に入ります。

移住先は車による移動が基本であるため、駅周辺ではなく住宅街から離れた郊外に大きな駐車場を完備した店舗が多く見られます。
扱う商品の種類は都心ほどではありませんが、遠出すれば大抵の商品が手に入ります。

私の場合、徒歩圏内で食料や日用品が手に入る店舗の有無を考慮して物件を購入したため、日常の買い物はその店舗を利用しています。

しかし、家の修繕で使用する資材や道具などは郊外のホームセンターで入手するため、何かしらの移動手段が必要です。
ホームセンターが軽トラの無料貸出を行っていれば積極的に利用しますが、店舗によっては貸出範囲外であるため泣く泣く諦めることもあります。

移住当初は自転車が私の移動手段でした。

しかし、体力的な問題に加え、購入した商品を運ぶことが難しいこともあり、予定より早くにバイクを購入しました。
(車は維持費がかかることもあり、購入は当分先になりそうです。)

移住してみて思うことは、移動手段としての自家用車を購入する資金を確保しつつ、中古物件を探すべきだったということです。

物件と車を同時に購入することは難しいことです。
例え、物件購入を優先したとしても「車は必需品」と意識していれば移住後も後悔することなく行動できると思います。

不便な道路事情

渋滞のイメージ画像

自然豊かな郊外ですが、通勤時間帯になると想像以上の渋滞に巻き込まれます。

主要な道路が片側一車線であるために渋滞を引き起こしていますが、地元の方は "裏道" を上手く利用しています。

私も地図でショートカットできそうな道を調べ、実際に通ってみることで "裏道" の利用範囲を広げています。

その裏道の範囲は静かな住宅地も例外ではなく、通勤時間帯になると狭い道を騒音を立てながら通過したり、歩いていて「危ない」と思う場面に出くわすこともありました。

公共交通機関について

電車のイメージ画像

勤務先の事情により、電車による通勤を余儀なくされることもあります。

最寄り駅は自宅から徒歩20分のところにあり、そこから都心方面に向け利用します。

制服を着た学生の利用が多く、車内をかき分けて移動するといった混雑具合ではありません。
席に着けなかったとしてもゆとりを持って立っていられます。

また、バスの利用者もよく見かけます。
駅前がバスターミナルのようになっており、そこから主要道路を経由して運行しています。

お年寄りが多い土地柄、コミュニティバスの運行も多く、運賃も100~200円で利用できます。

最後に

物件を手に入れたため家賃の支払いに悩むことから解放されたことはコロナ禍である今を考えると幸運なことです。

都内ほど便利ではありませんが、生活する上で必要な商品は手に入ります。

私は移住を半ば勢いで推し進めてきましたが、この地に暮らしてみて後悔はありません。

もし、移住を考えている方がこのサイトの記事を読んで行動するきっかけになり、私と同じく「移住して良かった」と思えるのであれば、記事を書いていてこれほど喜ばしいことはありません。

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