2024年 4月19日(金)
作成日:2020-11-30

住みたい地域の条件について考える

自然豊かな土地のイメージ画像

「いざ物件を購入しよう」と行動に移る際、最初に行うことは『住む地域』の選定であり、ある程度目星をつけてから物件検索サイトや情報誌などを利用して中古物件について調べるのではないでしょうか。

今回は、物件探しのベースになる『地域』の選定方法について、私が実施した方法をお話します。

はじめに

地域を選ぶ際、生まれ育った地元あるいは土地勘のある身近な人物から情報を得て探すなど "ある程度" 情報が得られる状態からスタートする場合と、縁もゆかりもない土地を一から調べ情報を得る場合が考えられます。

私の場合は後者になります。
本来であれば地元またはその近県が望ましかったのですが、職探しへの不安や現地調査のための時間や旅費のことを考え断念。

自己資金にも限りがあり、内見などの現地での調査にかかる費用や引っ越しにかかる労力または費用を抑えるため、東京近郊または首都圏から条件に合う地域を探そうと思い立ちました。

思い浮かぶ条件を整理するため、願望レベル(step1)から具体的な市町村レベル(step2)、住むことを想定した生活レベル(step3)の3段階に分け考えてみました。

step1:漠然とした希望条件

自然豊かで閑静な地域

閑静な住宅街のイメージ画像

『穏やかな生活を送りたい』という移住の根本的な動機を満たすため、真っ先に挙げられる条件です。

しかし、車やバイクといった交通手段が引っ越しをしてすぐには用意できないため、山奥や隣家まで数100メートルといった過疎地ではない地域が対象になります。

物件価格が比較的安い地域

購入資金が潤沢ではないため、地価の安い地域は魅力的です。

過疎地であれば安い物件はいくらでもあると思いますが、都心ほどの利便性はなくとも現状の生活スタイルを大きく崩すような生き方を余儀なくされる環境への移住は避けたいです。

step2:地域の絞り込み

都心へのアクセス

遠距離通勤のイメージ画像

コロナ禍の昨今であれば "リモートワーク" も浸透してきていますが、私が物件購入のために行動し始めたころ、そのような働き方はまだまだ少なくごく一部の企業のみでしか行われていませんでした。

そのため、"首都圏外に移住する" という選択肢はありませんでした。

仕事の関係上、都心部に活動の場が集中しているため、都心へのアクセスが容易であり通勤圏内であることも外せない条件になっています。

具体的には、乗り換えが煩雑ではないことに加え、1時間半から2時間程度で都心に通える圏内が理想です。

step3:物件周辺の環境

食料品などの買い出しが徒歩圏内で可能か

買い物のイメージ画像

数年程度で再度引っ越すわけではなく、永く住むことを考えると生活環境は重要になってきます。

老いや病気などによる体力的な問題や交通手段の有無など、将来を見据えて考えると生活を送る上での不安要素は多々あります。

そこで、ギリギリ徒歩で通える範囲内で食料や生活用品が手に入る地域が理想です。

物件が建つ土地が高台である

私が幼少のころ、台風や長雨で河川が氾濫し洪水というものを経験しているため、浸水被害は避けたいと考えています。

立地条件は物件価格にも反映されていると予想されるため、この条件は価格と相談することになりそうです。

治安や隣人関係

「自然豊かで閑静な地域」=「治安が良い」とは言い切れません。

繁華街のような明らかにトラブルを抱えていそうな環境ではなくとも、空き巣や強盗などの犯罪や近隣に住む方に問題がある可能性もあります。

「近隣トラブルで引っ越しを余儀なくされた」という話も聞くので、内見で現地を訪れる際にはこちらについても情報収集する必要があります。

最後に

これらの整理された条件を念頭に物件情報を探すことで、数えきれないほどの物件情報からある程度の範囲を絞り込み、効率良く情報収集ができます。

内見などで現地を訪れる際、ある程度範囲が絞られていることにより交通費や時間の節約にもなります。

ネットや書面による情報は手軽に入手できますが、現地に赴き歩き回って収集した情報は説得力が違います。
これから物件購入を考えている方には時間の許す限り現地へ赴くことをお勧めします。

▶ 【 記事一覧 】へ戻る