2021年 10月18日(月)
作成日:2021-05-22

非正規雇用の私でも購入できた! 安い中古物件の探し方

物件を探すイメージ画像

収入が不安定な私が一軒家を購入するとは、つい数年前には夢にも思いませんでした。
ところが、あることがきっかけで少ない自己資金でも中古物件を購入できることを知りました。

「少ない自己資金」「現状暮らしても問題がない」といった条件の中古物件がないか調べていましたが、探し方次第では見つかるものです。

インターネットを駆使して探したり、自らの足で探したりと方法は様々。

今回は、私が実践したオーソドックスな方法から移住先に赴き気づいた方法まで中古物件の探し方についてお話します。

中古物件の探し方① 物件検索サイト

物件検索サイトのイメージ画像

一般的な物件情報の入手方法は『物件検索サイト』を利用することではないでしょうか。

自宅に居ながら全国の情報を閲覧することができ、住みたい地域や価格帯、こだわりの条件などから目的の物件を絞り込むことができる大変便利な存在です。

私の場合、特定の物件検索サイトにこだわらず、複数のサイトを利用することで幅広く情報を集めることができました。

異なる物件検索サイトでも同じ物件情報が扱われていたり、一方にしかない物件情報が掲載されている場合もあるため、取りこぼしを防ぐためにも複数の物件検索サイトを把握することは重要です。

また、同一サイト内でも同じ物件情報を複数の不動産業者が掲載していることもあります。

複数の業者が同じ物件を扱う?

物件検索サイトを眺めていると、物件情報のタイトルや外観の画像は異なるが同一の物件であることに気がつくことがあります。

その場合、物件情報の内容が各業者により微妙に異なることが多く、1社の情報に限定せず複数の情報を整理することでより具体的な物件像がイメージできます。

また、数多くの情報の中から気になる物件が見つかり、その物件情報を掲載している不動産業者へアプローチをかける際にも1社のみに絞り込むことは危険です。

1社に絞り込むことで購入できる可能性が低くなる場合があるからです。

複数の不動産業者とのやりとりは手間であり、「掲載者が大手企業だから間違いない」と無意識に1社に絞り込むこともあるでしょう。

しかし、アプローチをする際「複数の不動産業者と連絡を取り合ってはいけない」というルールはありません。

物件購入は早い者勝ち

メール送信のイメージ画像

私が実際に体験したことですが、2社の不動産業者が同じ物件情報を掲載していました。

その物件に興味が湧いたため、2社同時にメールを送り返信を待ちました。

1社は数時間で返信があり、それから数回やりとりを行いましたが遅くとも24時間以内に返信がありました。
もう一方は反応がなく、再送もしましたがそれでも返信はありませんでした。

もし、返信がない方の不動産業者のみに限定してやりとりを行っていたら、何日も返信待ちのため時間が無駄になり、それから他方の不動産業者とやりとりを行っても他の購入希望者に遅れを取ってしまいます。

手間ではありますが、複数の不動産業者と並行してやりとりを行い、早く連絡できる業者と話を進めることが物件購入を実現させる近道だと思います。

人生初の物件購入を経験した私が断言できることであり、当然のことですが『物件購入は早い者勝ち』です。

後日談・こぼれ話

今回物件を購入するにあたり不動産屋さんと接することで分かったことですが、物件検索サイトに掲載している不動産業者のすべてがインターネットに詳しいわけではないということです。

町の小さな不動産屋さん。高齢な店主がインターネットの利便性を知り営業を始めるも使いこなせていないという内情があることを知りました。

前述したメールの返信がなかった不動産業者の場合もこの例に当たっていたのかもしれません。

中古物件の探し方② 空き家バンク

空き家のイメージ画像

「私でも中古物件が購入できる」と認識させてくれたきっかけは『空き家バンク』の存在でした。

空き家バンクとは、自治体が主体となり空き家対策や地域の活性化を目的に物件情報を提供するサービスです。
空き家を「貸したい」または「売りたい」所有者が物件情報を登録し、空き家バンクを介して利用者が情報を閲覧できる仕組みです。

自治体が運営している空き家バンクのサイトから中古物件を探すのですが、物件検索サイトほど物件数は充実していません。
登録されている物件がすべて契約済みであり、以後情報が更新されていないサイトも見受けられます。

そのため、新規物件情報が掲載されていないか複数のサイトを定期的にチェックしつつ、サイトを運営する自治体に問い合わせて現状を確認することが重要になってきます。

突然条件に合う中古物件が掲載されることがあるため、見つけたらすぐに内見の予約を行うことをお勧めします。

空き家バンクの物件も物件検索サイト同様『早い者勝ち』です。

物件価格は安いが…

物件案内のイメージ画像

私の場合も気になる物件が見つかったらすぐに内見の予約を行いました。

メールで自治体の担当者と連絡を取り合い、お互いの都合の良い日時を決めます。
その後、指定された待ち合わせ場所にて顔合わせを行い、担当者と車で市内の物件を回ります。

もし、内見当日に複数の物件を見ることができるのであれば、出来るだけ多く内見することをお勧めします。

遠方であれば何度も足を運ぶことが難しいため効率良く情報を得ることに繋がり、何より目を肥やす "訓練" にもなります。

担当者によると、物件価格は不動産鑑定士による公平な価格設定であるとのこと。

移住者を呼び込むための "0円" といった目玉的な価格設定の物件は別であり、一概には言えませんが、私が空き家バンクの物件を内見した感想では建物の傷み具合と比べ割高な印象を受けました。

確かに安い価格設定ですが、購入後の業者による改修費用を考えると必ずしも安いとは言えません。

空き家バンクにて物件を購入する場合は、購入後の改修費用も含めて検討すべきです。

後日談・こぼれ話

懇意になった不動産屋さんの話によると、地元では売れず扱いに困った物件を空き家バンクに登録しようか考えたことがあったそうです。

空き家バンクに登録されている物件の中には不動産業者から流れてくる "需要が無い不動産" もあるとのこと。

ただし、改修費用の助成金援助や契約成立時の奨励金など、自治体が主体になっている強みである『特典』が受けられることは魅力的です。
(内容は各自治体により異なります。)

中古物件の探し方③ 競売物件

裁判所のイメージ画像

物件購入を考えた際、頭には浮かびましたが実施しなかった探し方に『競売物件』があります。

競売物件とは、住宅ローンが支払えなくなったなどの事情により銀行などの債権者による申し立てによって競売にかけられた物件です。
裁判所が競売の公告を行い、一定期間内に入札方式で購入者を募ります。

競売物件は、最高裁判所が情報を提供している下記サイトから検索することができます。

BIT|不動産競売物件情報サイト

サイト内では各物件ごとに "3点セット" と呼ばれる資料(物件明細書、現況調査報告書及び評価書等)をダウンロードすることができるようになっており、裁判所まで足を運ばなくても詳細な物件情報を入手することができます。

利用しなかった理由

交渉のイメージ画像

競売物件に関しては、不動産関連の資格を有していない素人でも入札に参加することは可能であり、入札方式であるため最も高い金額を提示することにより購入できます。

ただし、私の希望する購入金額で入札できるか疑問であり、たとえ安く入札できたとしても労力に見合う価値があるとは思えないため、競売物件による購入は選択肢から外しました。

競売物件に関する情報は前述の3点セットが主であり、内見による物件の確認はできません。

資料に記載された住所から物件の外観や周辺の環境までは自身の目で確認できますが、内部の様子については調査報告書の内容と添付画像だけで判断するしかありません。

また、入札できたとしても対象物件に占有者(居住者)がいた場合、購入者自身が立ち退きや残置物の所有権放棄といった交渉事を担わなくてはなりません。

それでも競売物件にこだわる方は、競売代行を専門とする不動産会社も存在するため、そちらへ依頼することも一考かと思います。

足を運ぶことで分かった物件の探し方

地元の不動産屋さんからの情報

町の不動産屋のイメージ画像

移住先がすでに決まっている場合は、地元の不動産業者から物件情報を入手するのも得策です。

「直接不動産屋さんへ出向き、対面して情報を入手する」
アナログ的な方法ですが、ここで得られる情報はインターネットから入手するよりも鮮度が高いものです。

不動産屋さんの中には物件検索サイトに物件情報を掲載せず、地元に重きを置いているところもあります。
また、タイミングの問題でサイト上に掲載する前に情報が入手できる場合もあります。

前述していますが『物件購入は早い者勝ち』であるため、いち早く情報が入手できれば慎重に検討する時間を稼ぐことに繋がります。

月に1~2回、遠方から不動産屋さんを尋ねることで懇意になり、欲しい中古物件の条件を伝えておくことで優先的に情報を入手できるかもしれません。

30~40年経った新興住宅地

新興住宅地のイメージ画像

移住先に赴きその地域を重点的に調べている際、とある場所に中古物件情報が集中していることに気がつきました。

そこは「●●ニュータウン」「●●団地」といった名称の新興住宅地でした。

新興住宅地とは、田畑や山など宅地として利用されていなかった土地を新たに開発し区画整理された住宅地です。

開発直後に一斉に売りに出されるため、住人の年齢層が近いことも特徴です。

一軒家を購入する年齢を考えると働き盛りの30~40歳代が主であり、そこから30~40年経つと現在の年齢は60~80歳代。

子供が独立し広くなった家の管理が難しくなったり、健康上の問題などで住み慣れた家を手放すことが考えられます。

そのため、開発から30~40年経過した(旧)新興住宅地には『売家』が目立つようになります。

また、新興住宅地という限定された範囲内に中古物件が集中しているため、内見する際にも情報を効率良く入手することができます。

中古物件の購入を考えている場合、移住先の地域や環境に問題がなければこのような住宅地を重点的に探す方法もお勧めです。

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