2023年 12月2日(土)
更新日:2021-11-15

【Google AdSense】突然サイト内の広告枠が空白に

PC画面空白のイメージ画像

ある日、何気なく本ブログサイトを開いたところ、見慣れた画面に違和感を覚えました。

アドセンス広告を運用して3ヶ月。
これまで問題なく表示されていた広告が空白状態に。。

PCサイトだけではなくスマホサイトでも同様の現象が発生しており、頭の中が真っ白になりました。

今回は、何の警告メッセージもなく突然アドセンス広告が表示されなくなった原因や事態の顛末についてお話します。

前日まで順調だったアドセンス広告が空白に

画面:広告空白状態

2021年8月19日。
気が向いたら行う本ブログサイトの画面表示確認。

トップページに始まり2~3記事を開いて表示速度や画面レイアウトに異常がないかチェックを行うのですが、この日は様子がおかしい。

前日まではいつも通り表示されていたアドセンス広告が空欄!?
トップページだけではなく、個別の記事でも広告が表示されていない!!

「PCサイトだけの問題か」と思いスマホサイトでも確認しましたが、やはり同じ現象が発生。

動揺するあまり右往左往するも、考えられる原因として真っ先に浮かんだことは『ポリシー違反による広告配信の無効化』。

心当たりはありませんが、何らかの警告メッセージがないか確認することに。

警告らしきメッセージが見当たらない

ポリシーセンター画面

アドセンス広告用のアカウント宛てにメールが届いていないか確認するも、「広告配信の無効化」といった内容のメールはなし。

同アカウントのための管理画面も開いてみましたが、トップページ上にもそれらしき内容は記載されていません。

ところが、インターネット上で調べてみると『ポリシーセンター』にて広告配信の現状が確認できるとのこと。

AdSense管理画面 → [ アカウント ] → [ ポリシーセンター ]

アドセンス広告が表示されないという "異常事態" ですが、ポリシーセンターの画面上には「問題は検出されませんでした」の文字。

訳も分からず、茫然とするばかりでした。

原因について思い当たること

何らかのポリシー違反がないか「利用規約」や「プログラムポリシー」を確認してみましたが、記載されている問題に触れるような行為に覚えがありません。

しかし、冷静になって考えてみるといくつか「原因ではないか?」と思われる行為に心当たりがありました。

広告コードの改変

アドセンス広告を利用する際、Google側から広告表示用のソースコードが提供されます。

それをサイトを構成するHTMLファイルに埋め込むことにより、アドセンス広告の運用が可能になります。

そのソースコードは「広告コード」と呼ばれ、いくつかの禁止行為はありますが、多少のコード改変も認められています。

AdSense 広告コードの修正

本ブログサイトの場合、画面表示速度を向上させる目的でJavaScriptによるソースコードを読み込む際、そのタイミングを意図的にずらすといった改変を行っています。

この改変を行ってから広告運用を2ヶ月続けていますが、その間に警告を受けたことはなく、その行為自体開発者である私の観点からも問題はないと考えています。

長時間および連続したリロード

アドセンス広告が空白になる前の8月16日前後。

過去の記事内のレイアウトを変更しようと、40記事ほどのソースコードに手を加えました。

1記事ごとにソースコードを変更またはレイアウトの微調整を行うたび、記事詳細画面を何度もリロード(再読み込み・再表示)することになりました。

しかも、その行為を40記事分繰り返す。

これが原因だと思われます。

AdSenseヘルプにも示唆するような内容が記載されていました。

・サイト運営者様が、ご自身のライブ広告をクリックしてクリック数やインプレッション数を増やすこと

・1人以上のユーザーが繰り返しクリックして、クリック数やインプレッション数を増やすこと

不正行為の自己クリックではなく、『記事内容の修正』という作業の一環であったため、"不正" という意識は全くありませんでした。

Google側から見たら、運用者の意図は関係なく「1ユーザーが長時間にわたり不正なリロードを繰り返している」と判断してもおかしくはありません。

インターネットやGoogleコミュニティの見解

しばらく放置する

警告メッセージがなくセキュリティソフトの広告ブロックなどの問題がなければ、しばらく放っておきます。
復旧するまで数日~1ヶ月以上の時間がかかります。

もし、先の不正(?)リロードが原因であれば、警告メッセージがあっても良さそうなもの。

実際には警告がなく、はっきりとした原因は分からないまま。

そのため、インターネット上の事例からも1ヶ月程度の広告空白状態は余儀なくされそうです。

アクセス数を増やす

アクセス数が非常に少ない場合、アドセンス広告が表示されないことがあります。
対処方法は、検索経由などによる訪問を増やすこと。アクセス数が増えなければ状況は変わりません。

こちらのアドバイスも原因として考えられます。

現時点での本ブログサイトのアクセス数は多いとは言えません。
(具体的な数値は微々たるものであるため、公表は控えさせて下さい。)

そうすると、これまでアドセンス広告を運用してきた3ヶ月は『お試し期間』ということが考えられ、今後はアクセス数が伸びなければ「広告表示の再開はない」ということになります。

再開までに数ヶ月~1年以上を要するかもしれません。

問題を解決すべく実行したこと

= キャッシュ・cookieの削除 =
念のため、利用しているブラウザ(Google Chrome)のキャッシュとcookieを全削除。
それでもサイト画面上に変化はなく、広告は空白のままでした。

= セキュリティソフトの設定確認 =
セキュリティソフト(kaspersky)によるバナー広告対策が影響している可能性も考えられます。
ブラウザにインストールされたプラグインを確認したところ、本ブログサイトは広告ブロックの対象ではありませんでした。

= 新規記事の追加 =
前回の新規記事追加から2週間以上経過していたため、新たに2記事を追加してみました。
8月24日に追加しましたが、3日経過しても変化はありませんでした。

= 広告コードの書き換え =
AdSense管理画面から現在使用している広告コードを確認したところ、内容の一部が変更されていました。
変更した旨の連絡がなく、ソースの内容からも軽度の仕様変更だと思われます。
8月29日にソースを書き換えましたが、3日経過しても変化はありませんでした。

突然アドセンス広告が再開

画面:広告表示状態

アドセンス広告が空白になってから毎日の日課になった「サイトの広告再開確認」。
(念のため、1日1回のみの確認に止めました。)

2021年9月3日。
この日もいつものように本ブログサイトへアクセス。

すると、トップページのサイドバーに広告が!

念のため、各記事内の広告やスマホサイトでも確認しましたが、すべて再開されていました。

1ヶ月は続くものだと覚悟していたため、嬉しさよりも拍子抜けした感じでした。

やはり『長時間および連続して実行したリロード』が原因のようです。

画面レイアウト変更作業の2~3日後である8月19日からアドセンス広告の空白が始まり、9月2日までの15日間の広告停止。

『15日間』という停止から再開までの "切りのいい日数" から考えても先の原因が濃厚です。

自己クリックもそうですが、今後は不正とみなされるようなリロードにも注意が必要だという手痛い教訓になりました。

【 追記 】
2021年9月10日。
この日からアドセンス広告が再び空白になりました。

今回の原因については、その前日に行った "ある行為" が発端となっています。

詳細については、下記の記事をご覧下さい。

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